建物と環境

伽藍(がらん)は、江戸時代の元禄(げんろく)年間、嘉永(かえい)年間の2度の火災で焼失、現在の伽藍は、江戸時代末期から明治、大正、昭和、平成に再建建立されたもので、平成16年に大改修されました。

主要伽藍(いずれも木造瓦葺)

本堂(ほんどう)

『覚皇殿(かくおうでん)』と称し、慶應3年に建立、平成16年に大改修されました。本尊釈迦如来(しゃかにょらい)、脇侍(わきじ)文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、普賢菩薩(ふげんぼさつ)の御木像をお祀りしています。檀家の御位牌も祀られています。

本堂外観 本堂内部
本堂外観 本堂内部

開山堂(かいさんどう)

『大雄斎(たいゆうさい)』と称し、釈迦如来、開山大雄祖廣大和尚、聖徳太子の御木像をお祀りし、歴代住持、開基家遠祖清和天皇、開基總持院殿、總光院殿、その他関係霊位の御位牌が祀られています。

開山堂の内部 開山堂の内部2
開山堂の内部

東條閣

鎮守堂。鎮守様方をお祀りする『真殿(しんでん)』とお参りの為の『拝殿(はいでん)』の2つの建物から成ります。 『拝殿』が昭和47年、『真殿』が平成8年の建立です。

真殿と拝殿 奥の院
真殿(上)と拝殿(下) 奥の院

各門

江戸時代末期の火災以前は、木造の総門、山門があったそうですが、焼失、昭和初期に、石造りの総門が再建され、山門の跡には、近くの 市内栄枝にあった真言宗不動院(ふどういん)の門を明治初年に移築しました。但し、山門とは呼ばず、表門と申します。平成4年改修、平成21年に、塗装を新たに施しています。門は、通用門、本堂前に『神渡門』と言う中門があり、これらは、近年に建立されたものです。

表門 通用門 中門
表門 通用門 中門

庫院(くいん)

『泰元閣(たいげんかく)』と称し、大正7年に建立、度々改修、平成16年に大改修されました。庫裡(くり)というのは、本来台所を意味し、当寺の場合、客殿(きゃくでん)を兼ねていますので、当寺では庫院と称しております。

庫院1 庫院2 庫院3

伽藍は、いずれも、内部は、非公開としております。

環境

当寺は丘陵状の山の中腹にあります。主として杉、檜の樹木に囲まれ、水量、土壌は大変豊かですので、植物生育には大変良い環境にあると言えます。四季折々の草木が風情を変え、様々な昆虫や小動物が生息しています。清水が湧出する井戸があり、水量豊で、本堂前に小さな池があります。

前庭
前庭

これら自然の景観を活かした庭造りが、近年になされております。前庭は、石組みと植栽の庭で、瀧があり、本堂前は、石庭になっています。伽藍の裏手にある庭は、十六羅漢様(じゅうろくらかん・さま)の石像があって、『阿羅漢庭(あらかんてい)』と名付けられています。

前庭2 みすずの瀧 阿羅漢庭
前庭 みすずの瀧 阿羅漢庭

環境破壊が進行する現代でありますが、当寺の自然環境は、まだ比較的恵まれていると思います。 大切に保全して参りたいものです。

石庭
石庭