山主の日記

櫻が咲いて参りました…

2023/03/25(土)

例年より少し早く境内の桜が咲き始めました。建物の中はまだひんやりしております。
中々暖かくなりません。三方を山に囲まれているからでしょうか。
早く暖かくなることを希望します。


寒過ぎて桃カステラが春を呼ぶ

2021/01/22(金)

久し振りの日記です。随分長い間書いていなかったと思います。
大寒も過ぎ、注文していた長崎の桃カステラが届きました。早速御真前にお供えして、先ほどお下がりを頂きました。詩人の藤浦恍さんが、桃カステラの愛らしさと詠っておられたのを記憶しておりますが、本当に愛らしい姿で、何か懐かしい甘さ、味わいのあるお菓子です。基本的にこの季節でしか頂けないのがよろしい。
駄句を詠んでしまいました。 合掌


何とかウィルスは人災でしょう…

2020/05/11(月)

コロナウイルス、チャイナウイルス、武漢ウイルス、主張される方の立場により呼称も様々です。台湾の例をみれば、もう少し何とかなったのではと正直思います。
明治以来、仏教色を極力おさえてきた日本ですが、それにより、功利主義が際限なく台頭して、果ては戦争に突入、多くの犠牲を払いました。にもかかわらず、功利主義はつきることなく、損得勘定を優先した結果の今日ではないかと思います。
般若心経が説いているように、五蘊は皆空です。それを体現することにより一切の苦から救われる…改めて実感致します。
色々とのたまわっておられる方々、いたずらに悪業を積むだけですから、おやめになって、あなたがするべきこと、できることにお勤めください。
最近、今一度往生要集を読みましたが、人が生きている中で、どれほどの罪業を重ねているか、改めて痛感致しました。終焉を祈念してやみません。合掌


けふ彼岸 菩提の種を 蒔く日かな

2020/03/19(木)

松尾芭蕉の詠んだ句です。明日は彼岸の中日、皆様はどのように過ごされるのでしょう。令和二年の彼岸の中日はただ一度しかありません。先祖様に特に心して合掌礼拝することにより、あの世とこの世は一直線、人が勝手に作った国境のように、実は何の境目もありません。それは人が、あなたが、作った思い込みに過ぎません。
春のお彼岸の中日は、あの世とこの世の境目がないことが気づく日。そして仏様に一歩近づける日、それが菩提の種を蒔くこと、人ぞぞれに……。合掌


明日は涅槃會です。

2020/02/14(金)

明日は涅槃會です。釈尊が入滅された日、言わば命日ですが、単に命日ではなく、涅槃寂静であります。それはなんぞやになりますと、話尽きなくなりますので、又の機会に致します。
涅槃会になりますと、寺に伝わる「涅槃の御絵像」を法堂に掲げ、お祀りします。
当寺の涅槃像は、天保六年未歳二月十四世代に奉納されたという記録がありますので、185年
前になります。平成2年に修復しております。
裏に153霊位の戒名が書かれております。幼児、少年少女の戒名が多く、施主の名前や村の名も記載されております。当時の檀徒の方と思われますが、皆さんがのどのような思いで寄進されたのかと思うと、感無量です。経年にもかかわらず、ほとんど色褪せることなく、釈尊入滅の模様が描かれております。一幅の絵像には、色々な物語があり、一度、絵解きをお勤めしたことがあります。本当は、涅槃會にお勤めできたらと思うのですが…。御希望がございましたら、如何でしょう。御意見を是非お寄せ下さい。考えますので…。合掌

 


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